平成25年8月6日午前10時より、施餓鬼会は今年も多数の参会者を得て厳修された。施餓鬼会は、ご存じの通り餓鬼道に苦しむ餓鬼のみならず、無縁仏や三界万霊にも施しの法要を修し、合わせて先祖供養を行う行事であり、一般的にお盆の期間中に法会が営まれる。
人間は独りでは生きられず、自己以外の全てに影響を受けたり与えたり、相互に持ちつ持たれつの関係性の中で生かされている。自己以外を敬い、手を合わせることの少なくなった現代社会では、先祖供養と共に有縁・無縁の精霊に供養するというこの施餓鬼の意義を私たちは忘れないようにしたいものである。