当山三世精拙老師自筆の伝法図に出合えました

書院に飾られた精拙老師自筆の伝法図
書院に飾られた精拙老師自筆の伝法図

先日開催された開山忌に大変珍しい精拙老師自筆の伝法図の掛軸が書院に飾られました。開山忌当日だけ公開され、その見事な条幅を拝観し感動しました。「伝法相承の系譜」とでも言うのでしょうか、仏祖釈尊から精拙老師自身まで、嗣法八十一人の弟子の姿が見事に描かれた仏画である。

精拙老師は本山天龍寺派第七代管長を務め、僧堂師家としても門下から優れた人材を多数輩出、他方では漢詩や書画にも大変優れた才能を発揮された天分豊かな禅師でした。墨蹟はもちろん花鳥風月など、書画の種類は大変豊富な方であったようです。

余談ですが、昭和14年(1939年)発足した味道会(座禅会)は、老師の命名に因り始まったとされ、また晩年は精拙峨翁と号し、「性酒を嗜み,興来らば筆を援いて画書詩を作す、悠遊自適、方外の一閑人也」と書き添えた自画像も、慈済院(天龍寺塔頭)に残されていることからも、老師の人となりが窺がえるのである。

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